わきが手術とミラドライの違い
わきが治療といえば「手術」?
わきが治療というと、切開を伴う「手術」をイメージする人が多いもの。
実際、現在も広く一般的に行われているわきが治療は、手術によるものです。
わきが手術は、わきがの原因となる汗腺や、皮脂が分泌される「皮脂腺」などを物理的に切除する治療法です。
わきが手術について、そして当院で行っている「切らないわきが手術」ミラドライについて、ご案内いたします。
わきが手術にも様々な種類がある
ひとくちに「わきが手術」といっても、その手術方法は様々。
代表的なものをいくつかご案内いたします。
もっとも代表的なわきが手術「剪除法」
剪除法は、反転剪除法, 直視下手術法、皮弁法などとも呼ばれる、わきが手術の最も代表的な術式です。
皮膚を切開して裏返し、わきがの原因となるアポクリン汗腺を医師の直視下に一つ一つ取り除いていきます。
剪除法によるわきが手術の最大のポイントは、
また、医師が皮膚を直接確認しながら汗腺を取り除きますから、効果の確実性がもっとも高いとされています。
ただし、ワキの下を切開するため、
一昔前までは、一週間の入院を伴うとても大がかりな手術でした。
近年では治療法の改良によって日帰りでの手術も可能になりましたが、それでも当面の圧迫固定が必要になります。
さらに、医師の技術が不十分だと傷跡が目立ちやすかったり、十分に汗腺を除去しきることができずニオイが残ってしまったりすることがあります。
剪除法によるわきが手術を受ける際は、 です。
傷跡が目立ちにくい吸引法・シェービング法
剪除法よりも小さい切開でできるわきが手術としては、各クリニックで様々な術式が行われています。
代表的なものが「吸引法(超音波法)」「シェービング法」と呼ばれる手術。
ワキを小さく切開し、特殊な器具を差し込んで汗腺を吸引したり・刈り取ったりする方法です。
よく「当院独自のわきが手術」と銘打たれ、クリニックごとに様々な名前が付けられていますが、 という基本の原理は同じです。
剪除法と比較すると傷も小さく、ダウンタイムも短くて済みます。
ただし、 と言えるでしょう。
また、これらの剪除法以外のわきが手術では、保険適用の対象とはなりませんのでご注意ください。
ミラドライは「切らないわきが手術」
上で紹介したわきが手術は、いずれも皮膚の切開を伴う「切る手術」です。
一方で、沖縄マリアクリニックわきが治療外来でご提供するミラドライは、「切らないわきが手術」。
皮膚を切開する必要はありませんから、傷跡が残る心配はありません。
それでありながら、汗腺を熱破壊しますので、 を発揮します。
傷跡やダウンタイムといったわきが手術のデメリットをカバーしながらも、治療効果の面ではわきが手術並み、という画期的なわきが治療と言えるでしょう。
ミラドライとわきが手術の違いを表で見る
ミラドライ | わきが手術(剪除法) | この他のわきが手術 (吸引法など) |
|
---|---|---|---|
効果の高さ | ○ 複数回の治療が 必要なケースも |
◎ 一度で高い効果 |
○ 汗腺が取り切れない ケースも |
傷跡の残り方 | ◎ 傷跡なし |
× 大きな切開跡 |
△ 小さな切開跡 |
ダウンタイム | ◎ 翌日から仕事復帰も |
× 数日間の圧迫固定と 10日前後テーピング固定が必要 |
△ 1日~数日の ワキの固定が必要 |
通院回数 | ◎ 術後通院の必要なし (必要に応じて経過診察) |
× 抜糸など数回の 術後通院の必要あり |
△ 術式によっては 複数回の通院が必要 |
保険適用 | × 適用外 |
○ 重度わきがであれば適用 |
× 適用外 |
安心・効果・負担の少なさ等あらゆる面で
ミラドライによるわきが治療がおすすめ
ひとくちに「わきが手術」といっても、その手術方法は様々。
今回は、代表的なものをご紹介させていただきました。
マリアクリニック・グループでは、ミラドライが日本に上陸する以前から、
剪除法をはじめとするわきが手術の実績も豊富に持っています。
ミラドライは、わきが手術にもに精通した
治療効果、安全性、そして何より患者さまの身体的負担という、あらゆる面でミラドライはおすすめ。
「わきが手術とミラドライで迷っている…」という方も、まずは一度ご相談ください。